Helios Diagnosticsが開発した予測アルゴリズムが規制当局の審査をクリアした。14の病院が参加した試験の結果、ICU患者における敗血症の発症を臨床症状が現れる最大6時間前に検知できることが示され、医療チームに重要な介入の猶予を与える。
このモデルは継続的にバイタルサイン、検査データ、看護記録を取り込み、15分ごとに状態悪化のリスクをスコアリングする。約9,000人の患者を対象とした試験コホートでは、このアラートシステムを導入した施設で敗血症関連死亡率が18%低下し、ICU平均在院日数にも明確な改善が見られた。
固定の閾値で構築されていた従来のスコアリングシステムとは異なり、このモデルは各病院固有の患者集団に合わせて継続的に再調整される。研究者らは、これが従来の早期警告ツールに対する精度向上の大きな要因だと説明している。
導入はまず試験に参加した大学病院から開始され、既存の電子カルテベンダーとの連携作業を経て、来年には地域の中核病院への展開も予定されている。
「敗血症を見るからに明らかになってから検知するのは難しくない。本当に命を救えるのは、明らかになる6時間前を捉えることだ」と、試験の主任臨床研究者は語った。